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結膜炎などの眼障害とカラコンの関係

日本は日常生活でコンタクトレンズを使っている人が多く、国民全体の1割以上に達しています。
女性の間で人気が高いカラコンも愛用者が増えていますが、使用方法を誤ると眼障害を引き起こす原因になります。
結膜炎は、まぶたの裏側にある粘膜とコンタクトレンズの摩擦で起こる場合と、汚れに対するアレルギー反応で起こる場合があります。
アレルギー性結膜炎は、コンタクトレンズに付着している汚れにアレルギー反応が起こって発症します。
2週間で使い捨てるタイプやマンスリータイプなど長期間使用レンズを使っている人は、洗浄不足によるレンズの汚れに注意が必要です。
コンタクトレンズにタンパク質や脂質の汚れが付着してアレルゲンになると、アレルギー性結膜炎の原因になります。
アレルギー性結膜炎が悪化して、巨大乳頭結膜炎になる人もいます。
巨大乳頭結膜炎を発症すると、まぶたの裏側に巨大な乳頭が形成され痒みや出血、目やになど様々な症状が出ます。
巨大乳頭結膜炎はコンタクトレンズ装用者に多い眼障害で、眼科を受診すると抗炎症薬や抗アレルギー薬で治療を行います。
カラコンを使っている人は、コンタクトレンズの使用を一時中止して治療に専念します。
治療を行って結膜炎の症状が改善すればコンタクトレンズの装用が可能ですが、再度症状が出る場合は他のコンタクトレンズに変更します。
2週間で使い捨てるタイプやマンスリータイプのカラコンを使っていた人は、ワンデータイプに変更して様子を見ます。
ワンデータイプに変更しても再発する場合は、アレルギーではなく機械刺激性結膜炎の可能性があります。
機械刺激性結膜炎が疑われる場合は、摩擦が少ないコンタクトレンズを選んで再度装用します。
結膜炎は合併症のリスクもあり、結膜の上皮細胞に傷が付いて細菌やウイルスが入ると、混合感染のリスクが高くなります。
ウイルスによる結膜炎の後遺症で角膜炎が続くと視力が低下する可能性もあるので、軽い症状でも放置しないで完治させることが大切です。

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